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森絵都のみかづきを読んで

森絵都さんの本、みかづき。

これ、感動しますよ!
読んで、読んで!

特に教師とか、教育学部の学生さんとか
文部省のお役人とか、教育委員会の人とか。

超超簡単に言うと、塾の本だから、塾関係者も
読んでみたらいいかも。

昭和の戦争が終わってしばらく経った頃から
物語はスタートしています。

戦争を境にして、学校の教師が、教える内容を
180度転換したことに納得いかなかった主人公の千明。

そのため、学校なんか当てにできん!
自分で、子どもたちにまともな教育をしたい。
その場限りでころころ言うことが変わるような
公立の学校じゃなく、塾という場で一生涯の学ぶ力を
つけてやりたい。

初めのうちはそう思っていたのに、他にも塾が
でき始めて経営のことも考えていかないと
いけなくなり、とにかく塾を大きくすること
潰さないことの方に力を注ぐようになってしまったけど
それでもやはり、子どもたちを学校には
任せられないから塾でがんばるという使命感に燃える千明。

話は結構長いスパンで書かれて、現代にまで続いていく
かなりの長編小説です。

千明の熱い、熱すぎる教育に対する情熱が
ほんとにすごい。
回りの男たちは、軒並み圧倒されて歯ぎしりしてる。

60歳過ぎても、今の教育を何とかしなきゃ、
私が何とかしなきゃいけんわ!と塾どころか
私立学校も作ろうとするパワー。

単なるがんばりおばさんの話じゃなくて
夫婦の微妙な愛情も、子どもや孫との関係や
塾の講師たちとの葛藤とか、とにかく盛り沢山な
小説です。

最後の方は、千明の孫が塾とは違う形ですが
やはり教育に携わることになり、千明が遺した
タネが芽吹いて行くんだなぁと感動しました。

塾の経営に関して、千明は年下の夫に
相談もせず、毎回突っ走りすぎて、ついに
別れて暮らすことになってしまうのですが
それでも、お互い、深い目に見えないところで
愛し合っていたんだなぁというのが、最後に
描写されていて、「あ~ん、とっても素敵な
夫婦の形♡」「うらやましい~」と半分嫉妬、
半分感動みたいな離婚経験者の私は涙、涙。

私は教育に携わっているわけではないけど、
給食を通して、子どもたちと保護者さんたちの
食を少しでもいい方向に導いていけるように
自分自身がもっと勉強しないといけないなと
甘えている自分を鼓舞しています。

私には、千明ほどの情熱がまだまだない!

もっとやるべき給食の仕事があるのに、
やってない!と怠けていることに
氣づかされました。

今の学校の先生たちは、子どもに向き合うよりも
教育委員会に提出する書類と向き合う時間の
方が多いような氣がするのよねぇ

この本、教師が読んで感動して、同じように
子どもたちに情熱を注ぎたくても、身が持たない
んじゃなかろうかと思うわ。

いま、子育ての真っ最中の人にもぜっ~たい
読んだらいい本だと思うので、ちょっと長いけど
時間を作って、ぜひ!

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